金床の仕組み

金床の仕組み

用途
金床はツールや防具の修理、エンチャントの本を用いたエンチャント、アイテムやブロックの名前の変更に用いられる。金床は砂、砂利、ドラゴンの卵のように重力の影響を受け、下に置かれたブロックが無くなったり空間に設置されると、落下する。設置された金床はピストンで押し引きすることは出来ないが、落下中の (エンティティである) 金床は可能である。落下する金床はMobやプレイヤーに結構な量のダメージを与えるので、罠に用いることも出来る。

金床を使うには、経験レベルにくわえ幾ばくかの材料がコストとして必要となる。通常の使用、落下ともに金床にダメージを与え、最終的には壊れてしまうだろう。

修理と名称変更
金床での修理には2つの方法がある。工作枠での修理のように2つのアイテムを組み合わせて、かつエンチャントを保ったまま、あるいは消費したもののレベルを上げることもできる。ツールや防具を修理するのに革や鉄インゴットのような材料を用いて修理することも出来、それぞれアイテムの最大の耐久度の25%を回復させることが出来る。また金床を使えばどんなアイテムでも、ツールや防具以外でも、名前を変えることも可能だ。名前を変えれば、同一アイテムを複数回修理する際のコストのペナルティをなくすことが出来る。金床は使用するたびに12%の確率でダメージを受ける。壊れると修理画面は閉じて、金床は消滅し修理したアイテムは地面に落ちる。

修理方法
修理対象のアイテムを左のマスに入れる。右側には、該当するアイテム (消費するもの) か、アイテムの原材料を1つ以上入れる。すると画面にこの修理で必要な経験レベルの費用が表示される。原材料での修理は、元の名前に基づくもの、例えばダイヤのツルハシではダイヤモンド、でのみ機能する。チェーンの防具は鉄インゴットで修理可能だ。同種のアイテムでの修理は、弓やハサミなど、耐久度を備えたアイテムであればなんでも可能となる。修理は完全なレベルまで行われる必要はなく、原材料1単位で、アイテムの最大耐久度の25%が回復する。原材料ではなくアイテムを修理に用いるとき、消費されるアイテムの耐久度に加え、修理対象の耐久度の12%がボーナスとして追加される。コストとして支払われる経験レベルは消費される原材料やアイテムの残耐久度に応じて決定されるのであり、余剰耐久度分の割引は存在しない ので注意してほしい。

アイテム同士を用いた修理に伴い、消費されるアイテムから修理対象へとエンチャントを移行させることも出来る。「ダメージ増加Ⅱ」の剣同士を組み合わせることで「ダメージ増加Ⅲ」の剣にしたり、「効率強化」のついたツルハシと「耐久度」を持つものを組み合わせることも出来る。エンチャントテーブルで付けることが出来ない組み合わせ同士のエンチャントを持つようにすることもできるが、特定の組み合わせには出来ない (例えばダメージ増加とアンデッド特効)。また、修理するアイテムは同種のものである必要がある。金のツルハシと鉄のツルハシを組み合わせることは出来ないのだ。修理対象の耐久度が減っているなら、エンチャント移行に加えて修理のコストも必要となる。

貴重な原材料 (ダイヤモンド) や、多数の、高レベルのエンチャントではコストは高くなる。エンチャントの移行では更にコストがかかり、名称変更ではより高価になる。そのうえ、繰り返しアイテムを修理するとペナルティが累積する (アイテムの名称を変更することで回避可能)。残念なことに金床で消費できるレベルは39レベルまでであり、それ以上は作業自体を行えなくなる。この制限はクリエイティブモードにはない。何回かに分けて行う (名称変更、修理、その後エンチャントの転送) ことで可能となる場合もあるが、どうやっても高価すぎるアイテムも存在する。

名称変更
1つ以上のアイテムの名前を変えるには、ツールの場合7レベル、その他の場合は5レベルが必要となる。名前を持ったツールやMob (名称を変更したスポーンエッグから誕生したもの) は、死亡メッセージにその名前を残す。名持ちのMobは十字カーソルを向けるとその名前が表示される。名前を付けられたコマンドブロックは、”@” の代わりにその名前をメッセージに用いる。

エンチャントの本
エンチャントの本を金床でエンチャントさせるために用いるには、2番目のマス (消費される材料) の場所に置いて用いる。エンチャントの本同士を組み合わせて高レベルエンチャントの本を作ることも出来る。通常のエンチャントの規則は適用されるものの、費用自体は安く済む。金床を用いればクリエイティブモードでは、どんなアイテムであってもエンチャント可能だが (例えばシルクタッチ付きの棒)、それでもなお、互換性の無いエンチャント同士は組み合わせることは出来ない。

金床の落下
金床の下にブロックがないと金床は落下する。着地の際に金属のガンという音が鳴る。

金床の着地地点に松明やレールのような非固体ブロックがあると、それはアイテムとして落ちずに消滅する。感圧式スイッチ、ボート、クモの巣、ハーフブロック、看板、ケーキ、スイレンの葉、閉じたトラップドア、開いているフェンスゲートの上に落ちると、金床がアイテムとして落ちる。植木鉢の上に落ちると、植木鉢はアイテムにならずに消滅する。Mobの頭の上に落ちると、頭がアイテムとなって落ちる。

落下した金床はMobやプレイヤーにもダメージを与える。落下ダメージは落下距離により変化し、次のようになる:Heart.svg × MIN(距離×2, 10)。ヘルメットを装備することでダメージを45%削減することが出来る。金床が落ちてきてプレイヤーが死ぬと、”player was squashed by a falling anvil.” というメッセージが表示される。ただし落下中の金床 (エンティティ) にプレイヤーが触ると、プレイヤーが居る場所にブロック化するまでダメージは受けない。つまり金床をTNTキャノンで打ち出してプレイヤーを通り抜けてもダメージを与えることは出来ない。加えてプレイヤーがあるタイミングでジャンプすると、プレイヤーが居る矩形スペースとは別の位置で金床はブロックになるので、プレイヤーはダメージを受けずに済む。ただしこれは難しいだろう。

金床は落下時にダメージを受ける可能性がある。ダメージを受ける可能性は落下距離に応じたものになり、それは (5 + 距離×5) パーセントになる。

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